コントラバス弾いとるんじゃけぇ

旅は道連れ世は情け

150915 広響#352 感想

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●前プロ_モーツァルト:ドンジョバンニ序曲

考えてみると、古典の序曲は白抜き音符のユニゾンで始まるの多いかもしれない。モーツァルトの流麗さもあったが、 あまり印象に残らず。エグモントは何回聴いてもテンション上がるんだけどなー。

●中プロ_モーツァルト:Vn協奏曲第5番「トルコ風」

さて、諏訪内さん。演奏は良かったと思います。技術的には何ら瑕疵のあるものではなく、その音楽空間も文句のないものでした。しかし重弦の鳴りを聴いた時に、諏訪内さんの楽器が物足りなさを訴えてるように感じました。また、広響の個性といいますか、独奏と馴染みにくい点が出てしまい、結果として独奏者対オケの図式が浮き出ており、ソリスティックな印象が強かったです。

何と言いますか、モツVnコン5番の良さは、曲という器の表面張力一杯まで表現してくれたと思いますが、諏訪内晶子には役不足であり彼女のエネルギーが器から溢れ出ているものがその印象を与えたのではないか…と。(アルゲリッチさんはその点も含めてお化けであった。彼女にベトコン1番は簡単すぎた筈だが、その溢れ出るエネルギーは密度を濃くすることで器に収めた。)

アンコールはバッハの無伴奏ソナタ2番のアンダンテ。重弦技の中で好きなテクニックが見れて満足だったし、会場の隅々まで音が届くような澄んだ演奏であった。

●メイン_ベートーヴェン:交響曲第7番

実は今年3回目のベト7。特等席とはいえ、2月のリーデンローズと比べるのは(会場的に)酷だろうとハードルを下げており、なおかつベト7はあまり好きでなかったのですが、何のなんの!躍動感のある演奏でした!この曲は「舞踏の聖化」とまで言われるだけあって"流れ"が命なのですが、フレーズ感が統一されており素晴らしかった。Cb客演主席は読響の星さんで、パートをまとめるタイプだからか推進力が強かったのもGoodだった。ウチの来春は中プロがベト7なので、頑張ります!

※本当に良い席すぎてドキドキしました(笑)